rainy lady

“不揃いの雫、不規則に窓ガラス流れ落ちる”

イメージはそんな感じ

言葉にすればきっとそんな感じ


その雫のひとつひとつ

冷たい雨の悲しい記憶

増え続けたら合わさるから

流れ落ちて涙になる


今は何もしたくないから

どうぞ私を好きにしてよ

どうせ消えて無くなるのなら

全て投げ捨ててしまえばいい


雨はまだ降り止む気配もなく


“窓の外の景色、曇るガラスで何も見えなくなる”

イメージはそんな感じ

例えるのならきっとそんな感じ

屋根と壁に守られて

ここはとても居心地がいい

「恐れないで窓の外へ」

そんなことはわかってるけど


今は何も見たくないから

どうか私の好きにさせて

どうせ全て私のことを

悲しませては忘れるでしょ?


雨はまた勢いを増したようだ


白と黒の記憶の中は

雨のノイズがこだましてる

何が夢で何が本当かわからなくなるの

私は誰?


今は何もしたくないから

どうぞ私を好きにしてよ

どうせ消えて無くなるのなら

全て投げ捨ててしまえばいい


雨がほら私を溶かしてくの

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